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一酸化炭素中毒になったときの応急手当

記事ID:0003297 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

一酸化炭素は、石油ストーブや練炭などが不完全燃焼した際に発生します。恐ろしいことに、一酸化炭素には色も臭いもないため、発生しても気がつきません。締め切った部屋で不完全燃焼が続くと、いつのまにか一酸化炭素がたまり、最悪の場合、死に至ることもあります。

冬は特に一酸化炭素中毒が多発します。コンロ、ストーブ、給湯器、火鉢などを使用する際は、充分にご注意ください。

一酸化炭素中毒の症状

初期症状は、頭痛・めまい・吐き気・不快感など。これらは風邪の症状と似ているため、一酸化炭素中毒とは気づかず、悪化するケースが少なくありません。

悪化すると、意識はあっても体が動かなくなったり、昏睡などが起き、最終的には死亡することもあります。大変危険なものです。

軽度

頭痛、吐き気、めまい、不快感

重度

意識障害、生命の危機

予防方法

こまめな換気が重要です。もしも一酸化炭素が発生しても、換気をすれば部屋にたまるのを防ぐことができます。特に、最近の住宅は気密性が高くなっていますので、必ずこまめに換気をしてください。

暖房器具の使用中に気分が悪くなったりしたら、風邪かなと思うよりも、真っ先に一酸化炭素中毒を疑って、すぐに換気をしてください。

予防

30分〜1時間間隔で換気する

処置

一酸化炭素中毒が発生した場合は、すぐに新鮮な空気を吸えるように対処してください。

  1. 落ち着いて室内を換気する
  2. 暖房器具などを止める
  3. 新鮮な空気のある場所に移動する
  4. 身体を保温する
  5. 医療機関を受診する

意識がないなど緊急性がみられる場合は、迷わず119番通報して救急車を呼んでください。