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当初予算のアウトラインについて(令和元年度:一般会計当初予算の概要)
[令和元年度:2019年度]当初予算の概要(8ページ中:2ページ目)
本ページの目次
令和元年度 当初予算のアウトラインについて
一般会計の予算規模
430億円
平成30年度比
△21億4,966万6千円(△4.8%)
事務事業の検証、見直しを行った一方で、「佐渡市将来ビジョン」で掲げる4つの戦略(観光地域づくりの推進、産業の振興、災害に強い島づくり、佐渡活性化に向けた地域づくり)を集中的に取り組む予算編成を行いました。
歳入のポイント
市税の確保、地方交付税・基金繰入金・市債の減額
平成30年度 | 令和元年度 | 増減額 | 増減率 | |
---|---|---|---|---|
市税 | 49億29百万円 | 50億18百万円 | 89百万円 | 1.8% |
市税のうち個人市民税 | 11百万円 | |||
市税のうち法人市民税 | 15百万円 | |||
市税のうち固定資産税 | 42百万円 | |||
地方交付税 | 200億円 | 198億円 | △2億円 | △1.0% |
地方交付税のうち普通交付税 | 182億円 | 180億円 | △2億円 | |
基金繰入金 | 30億23百万円 | 26億92百万円 | △3億31百万円 | △10.9% |
基金繰入金のうち財政調整基金繰入金 | 13億 6百万円 | 10億13百万円 | △2億93百万円 | △22.4% |
市債 | 55億46百万円 | 36億38百万円 | △19億8百万円 | △34.4% |
市債のうち合併特例債 | 25億42百万円 | 0円 | △25億42百万円 | |
市債のうち借換債 | 0円 | 7億98百万円 | 7億98百万円 |
- 「地方交付税のうち普通交付税」の減は、合併特例期間終了による。
- 「市債のうち合併特例債」は皆減。
- 「市債のうち借換債」は皆増。
歳出のポイント
普通建設事業の減額
平成30年度 | 令和元年度 | 増減額 | 増減率 | |
---|---|---|---|---|
合併特例債事業 | 28億40百万円 | 0円 | △28億40百万円 | 皆減 |
その他普通建設事業 | 49億64百万円 | 48億7百万円 | △1億57百万円 | △3.2% |
その他普通建設事業のうち 住宅整備事業 |
△1億86百万円 | |||
その他普通建設事業のうち 県営農業農村整備事業 |
△1億74百万円 | |||
その他普通建設事業のうち 両津クリーンセンター一部解体事業 |
2億8百万円 |
繰出金の減額、補助費等・貸付金の増額
平成30年度 | 令和元年度 | 増減額 | 増減率 | |
---|---|---|---|---|
繰出金 | 40億5百万円 | 37億64百万円 | △2億41百万円 | △6.0% |
繰出金のうち下水道特別会計繰出金 | △2億37百万円 | |||
補助費等 | 60億76百万円 | 65億13百万円 | 4億37百万円 | 7.2% |
補助費等のうちプレミアム付商品券事業 | 4億円 | |||
貸付金 | 7億77百万円 | 8億84百万円 | 1億7百万円 | 13.8% |
貸付金のうち奨学金貸付金(教育費) | 63百万円 | |||
貸付金のうち医療技術者奨学資金貸付金 | 59百万円 |
重点事業の取組
佐渡國再建・自立できる島を目指した「観光地域づくりの推進」、「産業の振興」、「災害に強い島づくり」を重点的に取り組みます。
合計:11億4,748万円
観光地域づくりの推進
小計:5億946万円
佐渡の再生を加速させるため、主要産業である観光について、平成30年度に設立した佐渡観光交流機構の本格始動、佐渡金銀山の世界遺産登録に向けた体制の強化、歴史的風致の維持向上のための環境整備など、観光地域づくりを重点事業として取り組んでいきます。
佐渡観光交流機構と連携した交流人口の拡大
観光地域づくり推進事業:8,539万円
地域経営の視点に立った観光地域づくりの舵取り役となる佐渡観光交流機構の組織運営を支援するとともに、観光案内所の運営や観光データの調査分析及び日本版DMOに求められている民間的手法としてCRM(顧客関係管理)の導入による関係人口拡大、友好都市との連携強化、文化財の新たな活用、新たなアクティビティの造成による地域づくりを推進します。
滞在型観光促進事業(特定有人国境離島):1億415万円
佐渡ならではの体験商品の造成・PR及び利用促進を図るとともに、体験商品・宿泊・往復航路運賃をセットとして販売し、旅行客には佐渡に訪れやすい環境を整備するとともに地域住民が活躍する場の提供を行います。
世界遺産登録に向けた受入体制の強化
佐渡金銀山ガイダンス施設管理運営事業:3,050万円
佐渡金銀山の魅力と価値について情報提供するとともに、多くの人々が交流し、その価値を継承するため、平成30年度に竣工したガイダンス施設の運用を図ります。
また、4月20日から26日にかけて、ガイダンス施設の開館記念イベントを実施します。
世界遺産史跡保存整備事業・世界遺産建造物保存整備事業:2億4,822万円
世界遺産を構成する国指定・選定文化財(史跡、重要文化財・建造物、重要文化的景観)の保存や活用のため、各種保存修理事業を行うとともに、世界遺産登録後の来訪者受入れや構成資産の保存・活用のための整備計画を策定します。
歴史的風致維持向上計画策定事業(文化財管理事業):814万円
文化財保護と周辺環境の一体的なまちづくりを行うため、町の景観及び環境の「維持」、「復元」または「修景」等に取り組むことを目的として、官民協働による歴史的風致維持向上計画を策定します。
観光地域づくりを推進する関連事業
島民一丸となった環境美化活動推進事業:3,306万円
島民が一丸となった環境美化活動を通して、環境の島佐渡、世界遺産に相応しい島佐渡のイメージアップを図るとともに、来島者に対する「おもてなしの心」を育みます。
産業の振興
小計:4億9,470万円
佐渡の再生に向けて、農林水産業を中心とした産業の振興は不可欠であり、これまで取り組んできた地消の充実と地産の拡大の推進や、国の交付金等を最大限活用した雇用の確保を重点事業として取り組んでいきます。
地消の充実と地産の拡大
販売網構築事業:3,815万円
国際水準GAP認証等更新支援などを新たに行い、佐渡産農産物のブランド化をさらに進めます。国外もターゲットとすることにより付加価値を高め、第1次産業の経営安定による地域経済の維持・活性化を図ります。また、島内での佐渡産農産物の消費拡大を図り、経済の島内循環を拡大します。
販売流通体制整備事業:774万円
島外での佐渡産農産物の販売力強化のため、鮮度を保持した状態で島外出荷を可能にする蓄冷式冷蔵コンテナの導入支援を行います。
雇用の受皿、担い手の確保
創業・事業拡大等支援事業(特定有人国境離島):3億95万円
特定有人国境離島地域社会維持推進交付金制度を活用し、雇用増を伴う創業または事業拡大を行う民間事業者等に対し、事業資金の一部について補助金を交付します。
離島漁業再生支援事業:1億4,786万円
離島漁業が抱えるハンデの解消を図るため、それぞれの漁業集落が課題解決策として行う地域漁業の維持、再生活動に対して支援を行います。
漁業の維持・発展のためには新規漁業就業者の定着が必要であることから、漁業への就業者支援を行う相談窓口の開設と新規参入における初期投資の軽減を図るための支援を行います。
災害に強い島づくり
小計:1億4,332万円
どのような形で襲ってくるかわからない自然災害等に対し、その被害を最小限に食い止め、市民の命と暮らしを守るためにも、ハードとソフトの両面での整備を進め、安心安全の島づくりを推進します。
非常用電源整備事業・防災対策事業:1億4,332万円
停電時の災害対応を円滑かつ継続的に進めるため、本庁舎の非常用電源の機能強化を図るとともに、行政サービスセンター(畑野・真野・佐和田・赤泊)に発電機を整備します。また、防災士などの地域防災リーダーの育成を推進し、自主防災組織の活動を支援します。