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10月25日、羽茂高等学校の2年生(「ベーシックコミュニケーション」科目選択者)18名を対象として、「佐渡島SDGs天・地・人サイエンスプロジェクト」のポストイベントが行われました。
「佐渡島SDGs天・地・人サイエンスプロジェクト」は、次世代を担う佐渡島の子どもたちに、本物を五感で体験してもらうため、全国の高等教育機関と彼らを繋げ、純粋な好奇心を大きく刺激することで感動を知り、郷里への誇りを醸成することを目的としたもので、7月30日~31日に実施しました。
今回はそのポストイベントとして、元日本大学理工学部海洋建築工学科教授畔柳昭雄様、同大学理工学部海洋建築工学科相田康洋様、同大学大学院理工学研究科大学院生笹川遼様より模擬講義を行っていただきました。
畔柳先生からは国内外の様々な建築物の事例からみた佐渡島の建築の特徴、特に重要伝統的建造物群保存地区に指定されている宿根木地域の特徴について講義していただき、相田先生からは洋上風力等の海洋再生可能エネルギーについて、講義をしていただきました。また、大学院生の笹川様からは佐渡をフィールドにした地域猫とオープンスペースについての研究発表をしていただきました。羽茂高校の生徒の皆さんはメモを取りながら話を熱心に聞いており、講義終了後は講師の先生方に質問も行っていました。
講師の先生方から話を聞く中で、高校生の皆さんも進路や大学での学び、建築やエネルギーなどの科学の諸分野について興味を深めたようでした。
また、羽茂高等学校では宿根木地域において日本語・英語による観光ガイド実習等も行っており、本講義で学んだことを今後の学習活動に活かしていきたいとのことでした。
【模擬講義1】宿根木地域の特徴について
演題:「佐渡島の建築について(宿根木の重要伝統的建造物群保存地区を中心にして)」
講師:元 日本大学理工学部海洋建築工学科教授 畔柳 昭雄 様
【模擬講義2】大学での学びについて
演題:「海洋再生可能エネルギーについて」
講師:日本大学理工学部海洋建築工学科助教 相田 康洋 様
演題:「達者集落や姫津集落、相川羽田地区の地域ネコの行動軌跡から学ぶ心地よいオープンスペース」
講師:日本大学大学院理工学研究科大学院生 笹川 遼 様