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平成22年7月21日(水曜日)、13時30分〜17時
金井コミュニティセンター2階大会議室
計18名
事務局 現地視察お世話様でした。今回現地を見たのも参考にしていただきまして、この後の審議についてお願いしたいと思います。今日は建設課長が災害査定で、現場のほうに回っており出席できませんし、補佐につきましても景観の関係で出張しております。事務局は私達だけになりますが、よろしくお願いします。
最初に議事に入る前に、報告事項について、事務局から報告いたします。
事務局説明
質問なし
事務局 今回3箇所既設の電波塔を見ていただきました。ポール式とアングル式、それから色使いについてみなさん現地で見ていただきました。前回の第一回の審議会では、新潟市ではすべてポール式で対応しているというようなこともありましたが、現地を見なければ意見を出しにくいということで現地視察を行ったところです。今後、協力を頂くための方向性というものをここで審議をしていただきたいと思います。市としましては、特に、ポール式かアングル式かを固定するということまでは考えていませんが、色使いにしましては、平野部で、空が背景に見えるようなところについては、空に馴染む・とけこむ色合いにしてもらう、それから、山とか森を背景にしているものについては、茶色系をお願いしたいというふうに基本的には考えております。それから大規模な電波塔の地面側の方なんですが、交通量の多い所や市街地の近くについては、緑化をしていただくという方向でいきたいと思います。なお、山あいとかあまり人がいかないような所の大規模鉄塔につきましては、奥まった所に建てるので、それは協力を要請するけれども、施主にお任せするということで考えておるところであります。以上ご意見を頂きたいと思います。
会長 それでは形態について、ポール式とアングル式とありましたが、これについて特別なご意見ありますでしょうか。市の方ではあまりこだわってないというお話でした。今日見た感想で、統一したほうがよいか、そのままでよいかいかがでしょうか。
委員 ポール式とアングル式の機能の違いはあるのか。アングル式にしないといけない理由があるのか。個人的な意見としては、ポール式のほうが目立たないと思うが。
委員 問題があるとすれば、予算面と機能面でだと思いますが、どうなのでしょうか。
事務局 高さが極めて高いものであれば、ポール式では無理なのではないかと思います。大体30メートル前後のものはポール式であったりアングル式であったり、会社によって違うので、一概には強度上どうかっていうのはわからないのですが、新潟市の場合はすべてポール式にしてもらっているというような状況です。以前から立っているものはアングル式があったりするかと思うのですが、今の質問は正式にお答えできません。最近は電話業者の15〜20メートルの鉄塔では、景観に配慮してアングル式にしてきましたという言い方をしております。私の住んでいる地域での案件ですが、アンテナ部分を含めて届出対象の15メートルを超えるため届出をしていただいたのですが、アングルでもそんなに悪くないなというイメージです。本日現地視察したかったのですが、時間の問題で行けませんでしたので、参考までにお知らせしました。
委員 今日見た限りではポール式のがいいと思う。アングル式は威圧感を感じる。
委員 どちらでもよいが、ポール式のほうが感じがよい。
委員 今後、電波塔建設の予測は立つのか。
事務局 佐渡に参入の薄い業者が今後多く出てくるのではないかと予想をしています。
委員 松ヶ崎の多田地区に立てさせてくれという話がきているようだ。
会長 携帯は出来ればポール式のほうがよいという意見がありましたが。
委員 会社でアングル式しかない場合はポール式にしてくれと言えるのか。例えばアングル式でもアイボリーやグレーにしてもらい、色さえよければよいと思う。
計器盤の周りだけでも植栽してはどうか。森のあるところではこげ茶色と言っていたが、濃すぎるから、アイボリーかグレー系がよいと思う。
事務局 立ってる場所によって使い分けをして、相談していきたいと思っておりますし、大規模の場合は、アドバイザーと協議させていただきたいと思います。
会長 場所場所によって協議してもらい、頻繁に人が出入りする場所は緑化を図ってもらうということで。アドバイザーのご指導にそって、その都度決めていくということでいかがでしょうか。
委員 鉄塔はこげ茶色でも、計器盤だけ色が違っていたら目立つので、統一できないのか。
委員 真野地区に立っているポール式は、こげ茶色の柱にアイボリーの計器がついており、気になった。計器盤やケーブルの色を同じ色に塗るのはできないのか。
委員 ポールの色と同じ色にしてくださいという依頼はできないのか。
事務局 今後、ボックスについても同じ色合いにしてもらうようお願いしていこうと思います。
委員 町中だと緑化は義務だとお願いしていってほしい。佐和田地区の大規模鉄塔のあの場所が無緑化だとまずい。今時有刺鉄線はない。
事務局 今後、新しい案件が出た場合は強い協力を要請していきたいと思います。
アドバイザー 植栽はしたが、管理されないというケースがある。時々監視して、管理も含めてお願いしていったほうがよい。
事務局より説明
委員 留守家庭で、崩壊しそうな家屋があるので目立つ。改修の予定があるかないかを調査してほしい。
委員 今あるものがだめなところもある。
事務局 市で、プロジェクトチーム(以下PT)を立ち上げています。PTで現状等について調査中で、9月以降に状況を把握して検討していく予定です。1課では対応は無理なので、庁内全体で取組む必要があります。
委員 そのPTのリーダーは。
事務局 総合政策課です。
委員 そのようなPTがあるのであれば、景観としても重要な課題のひとつなので、この審議会でもこのような意見があったということを伝えて、結果がわかり次第、中間報告をお願いしたい。
委員 空き家の話と同じように、耕作放棄地も益々ひどいことになると思うが、それについてどう対応するのか。
事務局 施策の中で、後継者育成を増やすために、連携していきたいと思っております。
委員 観光課は、今まで景観を取り上げていたところはあるのか。
事務局 観光課所管で、文化的なもの、景観的なもの、自然的なものを取り上げた佐渡百選があります。
委員 いいとこ悪いところの現地を見て把握する必要がある。観光は景観と切っても切れない関係である。観光課がどう考えているのか聞く機会を設けていただきたい。
委員 今のいいところ悪いところの件の意見の中で、景観計画を策定する前に、2、3年前に、市主催で観光等討論した記憶がある。その会から景観を考えるようになったのではないかと感じている。
事務局 平成19年7月から計画書の策定を進めてきました。こういう問題や改善点は、今後各課と連携していく必要があると考えています。
会長 庁内で、プロジェクトを立ち上げるということですので、この審議会であがった意見を随時述べていただいて、報告を待つことにしたいと思います。
委員 予算100万円だから、早い者勝ちということだ。
委員 現在、事務局のほうに、こういうことがしたいという話はきているのか。
事務局 今のところ具体的な問合せはありません。
委員 経費助成について、自然素材であれば支援してもらえるのか。
事務局 生垣にこだわらず、自然素材を使用した場合も該当させたいと考えています。
委員 世界遺産推進課と民生委員と一緒に、空き家調査をしている。相川地区は密集しているので、1棟くずすと側面がむき出しになるため修繕するが、両脇が別業者になるのがほとんどのため、ばらばらになる。下見板を統一する場合、補助してもらえないのか。
委員 市報等で支援策をPRしてもらいたい。
委員 景観計画を業者に周知はしているのか。
事務局 島外設計登録業者への対応は、パンフレットを送付して協力依頼をしました。2月に各地区建設業組合に対する説明会を開催、建築士会や建築業組合の総会の場を借りて説明、瓦組合、塗装業組合、板金業組合等、組合に参加されている団体には文書配布による協力依頼をしました。すべて伝わっているかは不安なところです。
この支援策はまだ案の段階ですので、承認いただければ景観計画の周知を含めPRしていきたいと考えています。
委員 市報に載せる場合は、年寄りにもわかるような内容で目につく工夫をしてほしい。
事務局 相川市街地の空き家調査を実施し、下町はまだ取りまとめが終わっていない状態ですが、上町は35%の空き家がありました。景観支援策とすり合わせをし、空き家、町家の自然素材を使った場合の補助を内部等も対象にできないかを含め検討しています。ソフト事業として、空き家の購入、空き家を使っての活動等の補助を来年度から実施を目指し検討しておりますのでよろしくお願いします。
委員 そういうことがあるなら、なるべく早く市民に知らせてほしい。
委員 支援策が決まったら、実際に動く末端の大工さん達まで伝わるように、建築組合まで行って知らせていってほしい。
委員 組織に頼むのは順番が逆だと思う。自腹を切る持ち主が動かなきゃ意味がない。持ち主が決心して初めて動く。市民の頭の中の意識を変えていかなければいけない。島外はもっときれいになっているというのを知らせるのが先だと思う。審議会が2年形式であれば、初年度は意識を変えていって、来年度本格的に制度を徹底していけばよいと思う。
委員 末端まで伝えるためには、配布される市報に載せることが一番だと思う。併せて、成功事例を公表してみてはどうか。
委員 説明したと言うが、総会は役員しか集まらないから意味がない。末端にいくようなことを考えたほうがよい。
委員 広報の方法は工夫してほしい。
事務局 委員の皆さまの中で、これまでの意見を踏まえて、説明したほうがよいと思う地区がありましたら教えていただきたいです。
委員 ボランティアとして、道路、公園の維持管理をしてるので目に付くのだが、道路の雑草がひどい。全島の県道の草を刈ると1回5千万円かかると聞いている。春から7月までで1回しかなかった。草むしり等市民が動ける小さいところから話題にして、目に見える活動をして意識を変えていってはどうか。
委員 基本的には自分たちのところは自分たちできれいにするもの。助成金目的ではなく、人に認めてもらいたいからではなく、市民の意識を変えていかなければならないので、やはり成功事例をあげていくのが大切だと思う。
委員 景観条例というと、だめなところをチェックするだけではなく、こういうところも佐渡の景観を良くするための1つだということをアピールしていけばいいと思う。
委員 小さいところから支援していただきたい。
委員 市民が草刈をする際に、市が貸し出した軽トラックに積んだ草の処分料はただにするとか、小さいところから支援してほしい。
委員 佐渡ごみゼロ運動で、各地でやっておりまして、私の集落でも毎年参加しています。ごみを集めてクリーンセンターに持って行くと、処分料は不要。これは比較的浸透しているのはないかと思う。
委員 一般的に里親制度と言われている、市民の皆さん方から道路清掃に協力していただいたら、草刈に必要な消耗品の支給や、ボランティア保険に加入する等の制度があります。県と、団体と、処分する市の3者で協定を結んでやっており、現在島内に7団体あります。
委員 こういう場面でご説明を聞いて初めてわかることもありますので、今おられる方から広げていっていただけたら、今日のこの会議も有意義なものになると思います。
事務局 県の方から聞いたものも含め、小さいことからPRして市民の意識を高めていきたいと思います。
委員 私どもの団体も佐和田の植樹桝の維持管理等で、毎年ゴミ袋や手袋の支給をいただいておりましてありがとうございます。
委員 市の方にも言えるのですが、手続きはなるべく簡単な方法でお願いしたいと思います。ややこしくなると、それならいいやと元の精神が失われてしまうので。
委員 色んな話を聞かせてもらってありがたい話ですが、去年までは国体の補助があったので良かったが、花代が出せなく5千円だけでも補助が欲しいのが現状であり、ボランティア精神が欠けてしまうので、情報提供してほしい。
委員 利益目的でやってるわけではないので、情報提供してほしい。
委員 花の命は1週間と短いので、花だけで美しくするのは無理な話。
税金がかかるから取り壊したい、土地代が高い等色々な話を聞くので、そういう面で、情報提供してほしい。(古い建物が建ってるから税金が高いのか、取り壊してしまったら安くなるのか等)
事務局 情報調査して勉強してみたいと思います。
現在建設課では、美しいまちづくり推進事業というものがあり、花いっぱい運動等を3分の2を支援する事業がありますので、景観支援策に、花の面も含めて検討していきたいと思います。
会長 花の面も助成対象に入れて検討していただくということでお願いします。
アドバイザー 今後問題になりそうな件ですが、看板は大小問わず市の方で把握しなければいけないと思う。看板はご存知のとおり、なんとか目立たせようとするのが目的です。現在新潟市でも問題になっているため、市が率先して初めから把握しておくように。
緑化は、敷地の何%等維持管理も含めて積極的にお願いしたい。
委員 現在県条例だとしても、景観条例もできたので看板も市が率先してほしい。
市が関わってくる公共の看板、その他表示物について統一してほしい。
事務局 現在の支援策案に花の関係を追加して、決裁を受けていきたいと思います。今後の取り扱いについては事務局に一任していただきたいと思いますがよろしいでしょうか。
(委員了解)
閉会(17時)