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2022年4月26日、佐渡市と新潟県は環境省が募集する「脱炭素先行地域」に選定されました。6月1日には選定証の授与式が行われ、佐渡市長が山口環境大臣から選定証の交付を受けました。
脱炭素先行地域とは、2050 年のカーボンニュートラル(温室効果ガスの排出量と吸収量がつりあった状態にすること)に向けて、民生部門(家庭部門及び業務その他部門)の電力消費に伴うCO2 排出の実質ゼロを実現し、そのほかの温室効果ガスについても、地域特性に応じた排出削減を実現する地域です。この度、当市を含め26件の計画提案が選定されました。
今後は、現在建設中の防災拠点庁舎をはじめ、支所・行政サービスセンターを拠点に、公共施設等の屋上や駐車場といったスペースに太陽光発電設備や蓄電設備の導入を進めるなど、様々な脱炭素化に取り組んでまいります。
<佐渡市長コメント>
この度は、環境省が募集する「脱炭素先行地域(第1回)」において、佐渡市が選ばれた知らせを受け、大変喜ばしく、かつ身が引き締まる思いであります。
脱炭素先行地域の事業化は、環境負荷の低減、エネルギー供給源の多様化、さらには本土と系統連系されていない離島特有の災害脆弱性といった課題解決のみならず、エネルギー消費に伴う経済的収支の改善やゼロカーボンブランディング等による地域循環共生圏の創出に繋がるものであり、「トキと共に暮らす環境の島」、「災害時にも安心して暮らせる防災の島」、「自立分散・再生可能エネルギーを活用した持続可能な島」の実現を目指します。
市民や事業者など多くの皆さまへの脱炭素へのご理解を深め、ご協力をいただきながら、島民一丸となって積極的に取組を進めてまいります。
<選定の概要>