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わたしたちが家などで使う電気は、何からつくられているのでしょうか?
佐渡市の電気のほとんどは、化石燃料を燃やす火力発電でつくられています。
佐渡で導入されている火力発電(ディーゼル発電)は、地球温暖化の原因のひとつとなるCO2を排
出してしまいます。
また、この火力発電は、島外から輸送される化石燃料に頼っており、毎年多額の燃料輸送コストが
島外へ流出しています。
この佐渡特有のエネルギー(電気)の特徴は、環境面でも経済面でも、課題となっています。
佐渡の電力系統は、本土から距離があるため、独立しています。
本土では、どこかの地域で電気が足りなくなったときは、「地域間連系線(地域間を結ぶ送電線)」
を使って、他の地域に電気を送ることができますが、佐渡は電力系統が独立しているため、他の地域
との電気のやりとりができません。
そのため、災害などで停電が発生したときの、電力確保が大きな課題となっています。