本文
エネルギーをつくるための石油や石炭、天然ガスなどの化石燃料は、いつか無くなる資源です。
日本のエネルギー供給は、この化石燃料である石油・石炭・天然ガスであるLNGに頼っています。
(LNG:液化天然ガス。天然ガスを−162℃まで冷却し液化したもの)
資源が少ない日本は、エネルギー供給の8割以上を占める、石油や石炭、天然ガスであるLNGなどの
化石燃料のほとんどを海外からの輸入に頼っています。日本のエネルギー自給率は13.4%(2021年)
と低い水準です。エネルギーを安定して供給していくためには、太陽光や水力などの自然から得られる
エネルギーを増やすなど、エネルギー自給率を上げるための改善が必要です。
化石燃料を燃やすと、地球温暖化の原因とされる温室効果ガスが発生します。エネルギーの問題を
解決しない限り、温暖化はどんどん進んでしまいます。
新潟県でも温暖化の影響をうけ、年平均気温が上昇しており、新潟市では1890年頃と2020年を比べ
ると約1.5℃、私たちの住む佐渡市でも1910年頃と2020年を比べると約1℃上昇しています。
新潟県の気温上昇の予測について、現状を上回る気象変動の対策をとらなかった場合、今世紀末には
新潟県の平均気温が約5℃上昇すると予測されています。
この地球温暖化は、大雨や大雪等の異常気象による災害面のほか、米や果樹等の農林水産物の育成な
ど、私たちの生活にも大きく影響し、経済面や社会面など、様々なところに被害が出るものとされてい
ます。次世代に佐渡の豊かな環境を残すためにも、温室効果ガスを削減する脱炭素地域づくりが必要な
のです。