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地球温暖化対策となる「脱炭素社会づくり」に向け、わたしたちの暮らしの中でできる対策「グリーンカーテン」を広く普及していくために、新潟県内の13市町を軍勢に見立て、合戦方式で取り組むものです。佐渡市もこの活動に賛同し、グリーンカーテンの周知、発信に取り組みます。
にいがた緑の陣特設サイト<外部リンク>
ゴーヤなどのつる性の植物を窓の外にはわせる「自然のカーテン」です。夏の強い日差しを遮り、葉の水分の蒸散作用で周囲の温度を下げたりすることで、室内の冷房の使用を抑えることができます。また、成長したゴーヤの実は、ビタミンが豊富で夏バテにも効く食材として料理に活用できます。
令和6年6月19日に新発田市で開催された出陣式に参加しました。参加軍のほか、ゴーヤ苗を提供してくれた県内農業高校、新潟よしもと芸人の「大谷ってヤツですよ!」も参加し各軍にエールを送りました。
にいがた緑の陣では、各軍が育てたゴーヤの収穫高などをポイントで競う合戦方式となっています。佐渡軍では、昨年11月に開庁した市役所新庁舎で、ゴーヤの苗を育成し「グリーンカーテン」を作ります。
市役所新庁舎で、ゴーヤの植え付けを行いました。日差しの強い南側と西側の窓にネットを設置し、グリーンカーテンを目指します。
植え付けから約1か月、順調につるが伸びてきました。ネット全体に広げるために、つるの先端をカットし横にも広がるように育てます。花の根元に小さなゴーヤが実りはじめました。大きくな~れ!
気温の上昇とともに、つるがぐんぐん広がって伸びていき、日差しを遮るグリーンカーテンになってきました。暑い日が続いているので、省エネ効果に期待大です。ゴーヤの実も食べ頃サイズに成長し、初収穫をしました。
「佐渡島の金山」の世界文化遺産登録が決定した7月末から、賑わいが拡がる佐渡島。グリーンカーテンも賑わいがピークを迎え、食べごろゴーヤの実を大収穫し、夏バテしないように美味しくいただきました!
上旬はまだまだ緑の実がなっていましたが、実を株につけたままにしておくと、次々に完熟して黄色くなっていき種をとることができます。黄色い実の中には、赤いゼリーの果肉がついた種があります。この果肉を水洗いし、干して乾燥させてから保存すれば、次の種まきに使うことができます。今回、グリーンカーテンを設置したところは、強い西日を和らげる効果がありました。ぜひ皆さんも来年からエコな温暖化対策として、「グリーンカーテン」に取り組んでみてください!