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佐渡市の紹介
佐渡市はこんなところ
島の面積は約855平方キロメートル、海岸線は約280キロメートルあり、日本では東京23区や淡路島、海外ではグアム島やプーケット島の約1.5倍の大きさがある、日本海側最大の島です。
佐渡市は佐渡島全域を市域とする市で、2004年(平成16年)に島内の旧10市町村が合併して誕生し、2024年(令和6年)に市制施行20周年を迎えました。
特産品
佐渡産コシヒカリ
佐渡市では2007年に、国の特別天然記念物・トキの餌場確保と生物多様性の米づくりを目的とした「朱鷺と暮らす郷づくり認証制度」を立ち上げ、独自農法による佐渡産コシヒカリのブランド、「朱鷺と暮らす郷」を生産しています。
おけさ柿
「おけさ柿」とは「平核無」、「刀根早生」という品種の渋柿です。渋抜きして出荷しているので、店頭に並ぶときは甘い柿になっています。干し柿やワインなどにも加工されています。
ル レクチエ(洋なし)
甘くとろけるような食感と芳醇な香りが特徴で、歳暮やクリスマスの贈答品としても喜ばれています。
ブリ
11月~1月にかけて旬の寒ブリが定置網で水揚げされ、中でも10キログラム以上で厳選されたたものが「佐渡一番寒ブリ」として出荷されています。
イカ
スルメイカ、アオリイカ、ヤリイカなどが年間を通して水揚げされ、新鮮な刺身はもちろん、一夜干しもオススメです。
カニ
佐渡沖では紅ズワイガニ、ズワイガニ、毛ガニが獲れます。
エビ
甘エビとも呼ばれていますが、新潟県内では鮮やかな赤色が赤唐辛子(南蛮)に似ていることから「南蛮エビ」と呼ばれ、刺身や鮨種として人気があります。
牡蠣
冬が旬の真牡蠣が真野湾や加茂湖で育てられています。夏には岩牡蠣も水揚げされています。
日本酒
おいしい米と清らかな水を使い、佐渡の蔵元から生まれる日本酒はファンから喜ばれています。
乳製品
新鮮な生乳から作られる佐渡牛乳や佐渡バター、チーズなどが人気です。
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・佐渡金銀山
・伝統的ものづくり
・世界農業遺産(GIAHS:ジアス)
・ジオパーク
・SDGs未来都市
・脱炭素先行地域
・移住・定住
・企業誘致
・スポーツ
・郷土芸能
雄大な自然と文化の島
佐渡金銀山
世界文化遺産「佐渡島(さど)の金山」
令和6年(2024年)7月、佐渡金銀山は、「佐渡島(さど)の金山」としてユネスコ世界文化遺産に登録されました。
日本最大の金銀山
佐渡では古くから金や銀の採掘が行われ、江戸時代には徳川幕府の直轄地として島内で小判の製造がおこなわれていました。
金銀山開発のために日本各地から様々な人が集まり、17世紀前半には相川の町に最大5万人もの人が住んでいたといわれています。
金銀山の開発は1989年の佐渡鉱山の休山まで、形態を変えながら続き、佐渡で確立された鉱山技術や経営方法は、国内各地の鉱山開発にも大きな影響を与えました。
佐渡には、400年以上にわたって採掘が続けられてきた金銀山とその鉱山技術の変遷を伝える遺跡や鉱山由来の文化が数多く残されています。
詳しくは、「佐渡島の金山」をご覧下さい。
伝統的ものづくり
佐渡無名異焼(さどむみょういやき)
令和6年(2024年)10月、「佐渡無名異焼」が、佐渡市で初めて国の伝統的工芸品の指定を受けました。
無名異焼は佐渡金銀山周辺から採れる無名異土(酸化鉄を多量に含んだ赤土)を原料とする焼物で、19世紀初頭に無名異土を混ぜる赤色の楽焼が最初に始まり、明治時代に高温で硬質に焼成する現在の無名異焼が完成しました。
完成した焼物は堅く焼き締まっているために金属音を発する特徴をもち、その色合いは使用するほどに光沢を増し、独特の落ち着いた趣となります。
【無名異焼と佐渡金銀山のかかわり】
無名異焼の原料となる無名異土は、約3千万年前、活発な火山活動によりもたらされたもので、この火山活動により金銀鉱脈も多く形成されました。
無名異土は金銀鉱脈の周辺で採れるため、江戸幕府の財政を支えた幕府直轄の金銀山にも由縁が深く、歴史的背景から見ても伝統的な産物とも言えます。
伝統的酒造り
「伝統的酒造り」とは、杜氏・蔵人等がこうじ菌を用い、長年の経験に基づき築き上げてきた酒造り技術のことで、500年以上前に原型が確立したといわれています。
こうした「伝統的酒造り」は、令和6年(2024年)12月にユネスコ無形文化遺産に登録されました。
佐渡市には5つの酒蔵があり、美味しい米と水、そして豊かな自然に育まれた、個性豊かな日本酒が造られています。
世界農業遺産(GIAHS:ジアス)
トキと共生する佐渡の里山
佐渡は、島全体が「トキと共生する佐渡の里山」として平成23年(2011年)6月に日本で初めて世界農業遺産に認定されました。
世界農業遺産(GIAHS:ジアス)は「Globally Important Agricultural Heritage Systems」の略称で、世界的に重要な伝統的農林水産業を営む地域(農林水産業システム)を、国際連合食糧農業機関(FAO)が認定する制度です。
ジアスの目的は、世界各地のすぐれた農業の事例を蓄積・共有し、持続可能な資源管理・活用の基盤を築くことです。
令和5年(2023年)11月10日現在、世界では26カ国86地域(日本では15地域)が認定されています。
佐渡がジアスに認定された理由
1.農業生産システムに「朱鷺と暮らす郷づくり認証制度」を導入し、消費者と連携しながら島全体へ拡げていること。
2.生物多様性保全型農業と農業経済が連携し、持続的な環境保全体制を構築していること。
3.佐渡金山が風景と文化に大きな影響を与え、生物多様性と農業生産活動をはぐくむことによって、農村コミュニティを保全してきたこと。
詳しくは、世界農業遺産(GIAHS:ジアス)をご覧下さい。
ジオパーク
ジオパークでたどる3億年の大地の旅
佐渡は、島全体がジオパークとして平成25年(2013年)9月に日本ジオパークに認定されました。
ジオパークという言葉は、ジオ(地球・大地)とパーク(公園)を合体させた造語で、認定地域は豊かな自然を保全・保護し地域資源として活用することが求められています。
佐渡ジオパーク
佐渡は日本海最大の島であり、鉱山がある唯一の島です。
大佐渡山地と小佐渡山地が北東〜南西方向に伸び、2つの山地の間に国中平野が広がっています。
平野部分には水田が広がり、トキをはじめとする、多くの生き物を育む場となっています。
大昔の火山活動によってもたらされた岩石は島の土台をつくり、かつて日本一をほこった金銀鉱床ももたらしました。
島に住む人々の暮らしや佐渡に生きる動植物と大地には、深い関わりがあります。
人の暮らしと繋がる大地の物語を楽しむことができる場所、それが佐渡ジオパークです。
詳しくは、佐渡ジオパーク推進協議会サイト「佐渡でめぐる大地と人の物語」<外部リンク>をご覧下さい。
SDGs未来都市
人が豊かにトキと暮らす黄金の里山・里海文化、佐渡
佐渡市は内閣府募集の令和4年度「SDGs未来都市」に選定されました。
SDGs未来都市とは、SDGsの理念に沿った基本的・総合的取組を推進しようとする都市・地域の中から、特に、経済・社会・環境の三側面における新しい価値創出を通して持続可能な開発を実現するポテンシャルが高い都市・地域として選定されるものです。
佐渡市は、脱炭素社会、資源循環型社会、自然共生社会を目指し、そこにトキや佐渡金銀山をはじめとした佐渡独自の歴史、文化や環境に経済と日常の暮らしが共鳴する持続可能な島づくりに向けて、取り組んでいます。
詳しくは、SDGs未来都市 佐渡市をご覧下さい。
脱炭素先行地域
未来につなごう、エコアイランド佐渡
令和4年(2022年)4月26日、佐渡市と新潟県は環境省が募集する「脱炭素先行地域」に選定されました。
脱炭素先行地域とは、2050 年のカーボンニュートラル(温室効果ガスの排出量と吸収量がつりあった状態にすること)に向けて、民生部門(家庭部門及び業務その他部門)の電力消費に伴うCO2 排出の実質ゼロを実現し、そのほかの温室効果ガスについても、地域特性に応じた排出削減を実現する地域です。
詳しくは、佐渡市脱炭素情報サイトをご覧下さい。
移住・定住
東京から新幹線と高速船を乗り継げば最短で約3時間30分、大阪・名古屋・札幌からも、空路を使えば約3時間で佐渡島に到着します。
令和5年度のUIターン者数は約570人で、うち55%が40歳未満でした。
佐渡市では、移住希望者への住居や就業に関する情報発信、支援制度(家賃補助、引越し補助、リフォーム改修補助、奨学金返済支援、就業支援など)を行っています。
詳しくは、佐渡島に住もうをご覧下さい。
起業の島
佐渡島は、近年「起業の島」として行政・Web系の業界から注目されています。
佐渡市では「起業成功率NO.1の島」を目標に掲げ、スタートアップや企業誘致に力を入れています。
シェアオフィスの整備や、官民一体となったビジネスコンテスト開催、企業への補助事業など、佐渡で起業、サテライトオフィスを展開される方に向けた支援に取り組んでいます。
詳しくは、佐渡市企業誘致特設サイトをご覧下さい。
スポーツの島
佐渡市は、スポーツをする(大会参加やアクティビティ、合宿など) 観る(スポーツ観戦など) 支える(ボランティアやマネジメントなど) を基本としたスポーツツーリズムを推進しています。
佐渡トキマラソン、佐渡ロングライド210、佐渡オープンウォータースイミング、佐渡国際トライアスロン大会など、島内全域を舞台にしたスポーツ大会を開催し、島内外から多くの方々にご参加いただいています。
詳しくは、佐渡市スポーツ協会ホームぺージ<外部リンク>をご覧下さい。
芸能の島
佐渡は芸能の宝庫といわれるほど多くの民俗芸能が伝承されています。
島内には能舞台が数多く残っており、現在も各地の能舞台で幽玄の世界を楽しむことができます。
また、文弥人形・説経人形・のろま人形からなる「佐渡の人形芝居」は、国の重要無形民俗文化財になっています。
「鬼太鼓」は佐渡にしかないめずらしい民俗芸能で、島内各地の祭礼で舞われます。
その他にも、「佐渡おけさ」「春駒」「つぶろさし」など、古くから受け継がれてきた芸能が、暮らしの中で息づいています。
詳しくは、佐渡文化財団ホームぺージ<外部リンク>をご覧下さい。