本文
2011年3月策定(実施年度:平成20年度〜平成23年度)
佐渡市総合計画の、「豊かな自然薫り高い文化活気あふれる新しい島づくり」の基本理念のもと、基本計画の各論「伝統と魅力ある地域文化の育成」を実現させるため、文化財保護行政の総合的な指針を定めるものです。
島内全域に分布する多種多様な歴史文化資源に関して、各々の関係性や周辺環境も含めて総合的に把握し、それらを適切に保存・活用し、佐渡の歴史や風土の特性を踏まえた方針のもと、長期的かつ計画的に保存・活用していくための基本構想を策定します。
平成20年度〜平成23年度
上記PDFファイルをダウンロードされる際の参考にしてください。
はじめに 第1章 佐渡市歴史文化基本構想策定の概要 1-1 基本構想の背景 (1)豊富な歴史文化資源 (2)世界遺産登録運動の推進 (3)文化財保護行政の総合的な施策の必要性 1-2 基本構想の位置づけ 1-3 基本構想の目的 1-4 基本構想策定の経過 (1)文化財総合的把握モデル事業への採択を目指した理由 (2)事業スケジュールと実施項目 (3)検討体制 第2章 佐渡市の概要 2-1 佐渡市の自然環境 (1)佐渡市の位置 (2)地勢 (3)地質 (4)気候 (5)植生 (6)動物 2-2 佐渡市の社会的環境 (1)人口の現状と推移 (2)産業 (3)土地利用 2-3 上位計画および関連計画 (1)佐渡市総合計画 (2)佐渡市都市計画マスタープラン (3)佐渡市景観計画 (4)佐渡市環境基本計画 (5)佐渡市地域観光振興計画 (6)佐渡市生涯学習推進計画 (7)佐渡市文化振興ビジョン (8)世界遺産暫定リスト登載 2-4 佐渡市の行政区 (1)集落・町(行政区)の変遷 (2)佐渡市の集落・町名一覧 第3章 佐渡市の歴史と歴史文化資源 3-1 歴史的変遷 (1)原始 (2)古代 (3)中世 (4)近世 (5)近代 3-2 歴史文化資源の概要 (1)遺跡 (2)集落・都市 (3)人と共生する自然環境 (4)建造物 (5)伝統技術 (6)民俗文化 3-3 歴史文化資源の特性 (1)原始 (2)古代 (3)中世 (4)近世 (5)近代 第4章 関連文化財群の設定 4-1 金銀山遺跡と採掘産業を支えた町・道・人 4-2 地域に根ざした土地利用と集落 4-3 海を介して今に受け継ぐ伝統文化 第5章 歴史文化基本構想の基本方針 5-1 世界及び日本に誇る歴史文化資源を次世代へ確実に継承する 5-2 地域が主体となり生活基盤・生活風景のなかで、歴史文化資源を守り育てる 5-3 歴史文化資源を活かした島外との交流活動を成熟させる 第6章 これまでの取り組み及び課題 6-1 これまでの取り組み (1)調査・研究等 (2)文化財の指定・選定・登録 (3)歴史文化資源の整備と活用 (4)歴史文化資源に関する情報発信 (5)市民の取り組み 6-2 歴史文化資源の保存・活用に関わる課題 (1)伝統文化を支える小さな「単位」を尊重した、佐渡独自の保護の仕組みづくり (2)市民団体や専門家、民間企業等との連携による保存管理体制づくり (3)横断的な取り組みによって、多くの人が効果を実感できる事業推進づくり 第7章 歴史文化資源の総合的な保存と活用 7-1 市全域における保存活用の推進方策 (1)歴史文化資源の総合目録づくり (2)文化財の指定・選定・登録等の推進 (3)「(仮称)佐渡遺産」認定制度の創設〜身近な伝統文化の継承のために (4)歴史文化資源のテーマ別・エリア別の保存活用 (5)計画立案、事業推進のための庁内連携 (6)博物館・資料館による情報の共有・発信・交流 (7)市民、NPO、行政職員の育成 (8)「文化ツーリズム」を実現する現地ガイダンス機能の充実 7-2 関連文化財群の保存活用の方向性 (1)関連文化財群「金銀山遺跡と採掘産業を支えた町・道・人」の保存活用 (2)関連文化財群「地域に根ざした土地利用と集落」の保存活用 (3)関連文化財群「海を介して今に受け継ぐ伝統文化」の保存活用 7-3 歴史文化保存活用区域の設定および保存活用方針 (1)佐渡金銀山の採掘・輸送・居住に関する保存活用区域 (2)港町のにぎわいと文化交流を伝える保存活用区域 (3)伝統芸能と集落景観を継承する保存活用区域 第8章 文化財総合的把握モデル事業から得た成果と課題 8-1 文化財総合的把握調査による成果と課題 (1)調査成果 (2)課題 8-2 佐渡市歴史文化基本構想策定の課題と今後の展開 (1)課題 (2)今後の展開 参考文献