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国指定 重要文化財:蓮華峰寺金堂

記事ID:0004923 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

国指定 重要文化財

蓮華峰寺金堂(れんげぶじこんどう)

蓮華峰寺金堂の画像

指定種別(員数) 建造物(1棟)
指定年月日 昭和25年8月29日
所在地 佐渡市小比叡
所有者または管理者 蓮華峰寺

本尊の聖観音菩薩が祀られた寺の中心的な仏堂で、立地的にも蓮華峰寺境内のほぼ中央に位置する。

建物は桁行5間、梁間5間、単層、屋根入母屋造の茅葺形式銅板葺で、南面する素木造である。正面2間通り外陣、中央2間内陣、両脇1間通り脇陣、後方1間通り後陣よりなり、柱は総円柱で四周に切目縁を廻し、正面中央1間に石階7級を設けてある。内部は総拭板を敷き、外陣1間通り及び脇陣後陣は化粧屋根裏、他は竿縁天井で、内陣中央間後壁に須弥壇を設けて厨子を安置している。

長禄3年(1459)の墨書が発見されたことにより、建立はそれ以前であることが明らかとなり、絵様・繰形の形式から応永年間(1394〜1427)以前の建物と推定された。安永4年(1775)12月の大雪により東側屋根破損、同6年(1777)に屋根を修理した記録があるほか、明治期に屋根を桟瓦に茸き替え、軒を二軒に変更する等の改変が認められる。また、昭和28年から同30年にかけては、弘法堂とともに解体修理が施され、現在に至る。