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指定種別(員数) | 建造物(1棟) |
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指定年月日 | 平成16年3月1日 |
所在地 | 佐渡市泉甲 |
所有者または管理者 | 佐渡市、社会教育課佐渡学センター管理 |
郷倉の成立時期は不明であるが、元禄4年(1691)から記録が残り、同7年(1694)の記録によると、約240ヵ村ある佐渡島内に96ヵ所の郷倉があったという。
当時の百姓は定められた日に郷倉へ年貢米を運び、相川から来た目付・地方役人が見守る中、名主や米見、斗捧の立合で米を計り、中札を付けて倉に納め、さらに必要に応じて相川・夷・大石・河原田の倉にも納めていたとされる。
この郷倉は元々両津地区の旧上横山村の郷倉であったが、明治期に個人の所有に帰し、納屋として利用された後、旧金井町へ寄付されたものである。移転の際に補修は行われているが、柱など部材の多くは以前からのものが使用されている。
この郷倉は全国的にも希少な明治期以前のものであり、年貢納めの慣例を伝えている。