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佐渡市指定 有形文化財:金剛界・胎蔵界両部曼荼羅図

記事ID:0004983 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

佐渡市指定 有形文化財

金剛界・胎蔵界両部曼荼羅図(こんごうかい・たいぞうかいりょうぶまんだらず)

金剛界・胎蔵界両部曼荼羅図(ず)の画像
胎蔵界曼荼羅図

指定種別(員数) 絵画(2幅)
指定年月日 平成16年3月1日
所在地 佐渡市沢根
所有者または管理者 曼荼羅寺

この曼荼羅図の所有者の曼荼羅寺は、応永元年(1394)に沢根地頭本間攝津守が建立したと伝えられている真言宗の寺である。同寺は仏教の儀式の際に本堂などにこの曼荼羅図を掛け、什宝として代々受け継いできた。

「金剛界曼荼羅図」は大日如来の絶対的な智慧を堅固な金剛石に例えたもので、9つの部屋に分けて仏や菩薩などが描かれている。その絵は仏教の精神的な世界観、仏から衆生への教化の在り方と衆生から仏への修行の在り方を示すものである。

「胎蔵界曼荼羅図」は、仏によって衆生が本来持っている仏性を育て、悟りの世界へと導いていく様子を図にしたものといわれ、中央の大日如来を始めとする409尊の仏・菩薩・明王・天部の諸尊が分類され12院を構成して描かれている。

なお、この曼荼羅を収めた箱の蓋の裏に「正保四丁亥三月廿一日 中山宗祐寄進」と書かれている。中山宗祐は河原田の中山一族の大屋の中山元忠のことである。