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国指定 重要文化財:木造十一面観音立像

記事ID:0004987 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

国指定 重要文化財

木造十一面観音立像(もくぞうじゅういちめんかんのんりゅうぞう)

木造十一面観音立像の画像

指定種別(員数) 彫刻(3躯)
指定年月日 昭和25年8月29日
所在地 佐渡市長谷
所有者または管理者 長谷寺

3体のうち1体は像高106cm、他の2体は像高115cmほどの大きさで、いずれも榧(かや)材一木から彫出された立像である。その像容は、左肩から右下脇に条帛(じょうはく)をかけ、腰には天衣や裳をまとい、右手は下に垂れ、左手には持物を持つ姿をしている。全体に丸鑿(のみ)のあとが残り、頭上に一例に並ぶ化仏には目や鼻は刻まれていない。

指定の仏像は、像容から一時は未完成品と思われていたが、現在では藤原時代に関東地方を中心に東北・中部地方にまで広まった一様式の完成品と考えられており、藤原時代に制作された地方色豊かな美術品として貴重である。

長谷寺(ちょうこくじ)は、大同2年(807)の開基と伝わる真言宗の古刹で、寺号は地形が大和(奈良県)の長谷寺(はせでら)に似ていることに由来するという。当寺は県指定のものを含めて4体の十一面観音立像を所有しており、秘仏として33年に一度、御開帳を行っている。