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新潟県指定 有形文化財:能面翁(白色尉・黒色尉)

記事ID:0004992 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

新潟県指定 有形文化財

能面翁白色尉・能面翁黒色尉(のうめんおきなはくしょくじょう・のうめんきなこくしょくじょう)

能面翁白色尉・能面翁黒色尉の画像1
白色尉

能面翁白色尉・能面翁黒色尉の画像2
黒色尉

指定種別(員数) 彫刻(2面)
指定年月日 昭和56年3月27日
所在地 佐渡市新穂潟上
所有者または管理者 牛尾神社

牛尾神社は、「国仲四所の御能場」の1つで、古くから2面の能面翁が宝物として伝えられている。いずれも室町期の作とみられ、能面完成期の優れた作品である。木彫胡粉彩色、老相、棉毛眉があり、額や頬、口辺に皺をたたみ、口髭と顎鬚を表した切り顎で、裏面は平滑に仕上げてある。

このうち、翁面といわれる白色尉は、上歯2本、下歯1本があり、豊かで膨らみのある輪郭と肉付けをもって、まなじりを下げて笑っている。一方、三番叟に使われる黒色尉は、上歯6本、下歯5本があり、顎が張り、下顎が長く尖り、鼻孔をふくらませ、口を大きく開いて笑っている。

二面が牛尾神社に伝来した経緯については諸説あるが、別名「春日の面」といい、かつては雨乞いにも用いられていたという。