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(左から)雷神(雲形台座)、摩睺羅王-蛇面、東方天(推定)
登録種別(員数) | 彫刻(29躯)(補作、残欠各一躯を含む) |
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登録年月日 | 平成31年3月22日 |
所在地 | 佐渡市新穂瓜生屋492番地(新穂歴史民俗資料館) |
所有者または管理者 | 宗教法人清水寺 |
詳細 | 木造二十八部衆及び雷神像[PDFファイル/1.6MB] |
清水寺の本尊である千手観音立像の眷属として、観音堂の左右脇壇に祀られた像で、平安後期に遡る作。
二十八部衆のうち1躯は足と台座のみを遺すが、雷神(風神像は欠)を含めて計29躯(多くは像高約60〜70cm)が現存する。
本像は、京都蓮華王院本堂の風神・雷神合わせた30躯(国宝)に先立つ最古の、数少ない一具像の違例として、歴史的な意義は極めて大きい。
本像は、蓮華王院像とは図像の系譜を異にしており、平安後期における当地域の歴史的特性、文化を考える上で貴重な作例である。