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佐渡市指定 有形文化財:木食行道作大黒天像

記事ID:0005001 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

佐渡市指定 有形文化財

木食行道作大黒天像(もくじきぎょうどうさくだいこくてんぞう)

木食行道作大黒天像の画像

指定種別(員数) 彫刻(1躰)
指定年月日 平成16年3月1日
所在地 佐渡市梅津
所有者または管理者 個人蔵

この仏像は像高94.5cm、木地のままの木彫りで、作者は江戸時代後期の真言僧木食行道上人であることが確認されている。

木食行道は甲斐国(現山梨県)の出身。宝暦13年(1763)頃、45歳のときに五穀を断ち、火食をしない木食戒を受けた。天明元年(1781)に佐渡に渡り、布教を行いながら4年間逗留したとされ、この間に相川地区石名の壇特山(だんとくせん)釈迦堂を再建し、多くの木食仏や軸、歌などの作品を佐渡に残した。

なお、仏像の背面には、「慈視衆生天明四(1784)年辰七月吉日 梵字(9字)三界無庵無仏 福集海無量 木食行道 花押」の墨書がある。