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佐渡市指定 有形文化財:木造聖観世音菩薩坐像

記事ID:0005021 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

佐渡市指定 有形文化財

木造聖観世音菩薩坐像(もくぞうしょうかんぜおんぼさつざぞう)

木造聖観世音菩薩坐像の画像

指定種別(員数) 彫刻(1躰)
指定年月日 平成16年3月1日
所在地 佐渡市新穂田野沢
所有者または管理者 菩薩寺

この仏像は新穂田野沢の菩薩寺に安置されており、坐像高さ41cm、蓮華座高さ11cmのカヤ材製で、作者は不詳であるものの、制作年代は室町時代と推定されている。

菩薩寺は開基不明、寛正3年(1462)再建の説がある真言宗の寺院である。この仏像の由緒としては、同寺が真言宗となる以前から同寺観音堂の本尊仏であったと伝わっており、江戸時代に観音巡礼が盛んになった際にはこの観音堂が起点になったという。なお、この堂宇は元々菩薩寺境内の山門入口右側に建っていたが、平成3年(1991)の台風被害により本堂右側に再建され、この仏像と厨子も同地に移されている。

この仏像は、室町時代に制作された美術品として、菩薩寺と観音巡礼の歴史を物語る史料として貴重である。