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佐渡市指定 有形文化財:木造薬師如来坐像

記事ID:0005024 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

佐渡市指定 有形文化財

木造薬師如来坐像(もくぞうやくしにょらいざぞう)

木造薬師如来坐像の画像

指定種別(員数) 彫刻(1躰)
指定年月日 平成16年3月1日
所在地 佐渡市新穂潟上
所有者または管理者 牛尾神社

この仏像は51.8cmで彩色が施されている。仏像の台座銘によると、応永12年(1405)に青木郷称名寺別当の勝蔵坊が弟子の治部公光円と対馬公栄範の助力を得ながら彩色し、大永7年(1527)に慶学が薬王寺を開いた際に仏像を祀ったとあり、明暦元年(1655)には三帰老が大阪の絵師弥兵衛に頼み、傷んだこの仏像と十二神将像の補修彩色が施されたと記されている。

伝承によると、現在の牛尾神社の境内にはかつて医王山薬王寺といる天台宗の寺院が存在し、この仏像は元々、この薬王寺の奥の院にたる薬師堂に安置されていたものだという。

なお、この仏像の銘には造立年代が記されていないことから、制作自体は彩色年よりさらにさかのぼるものと思われる。