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佐渡市指定 有形文化財:源氏物語写本

記事ID:0005054 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

佐渡市指定 有形文化財

源氏物語写本(げんじものがたりしゃほん)

源氏物語写本の画像

指定種別(員数) 典籍(57帖)
指定年月日 平成16年3月1日
所在地 佐渡市千種
所有者または管理者 佐渡市教育委員会、佐渡学センター

この写本は、室町時代の著名な連歌師の里村紹巴(さとむらじょうは)が天正14年(1586)に写した「源氏物語」を、享保の頃にさらに写したものである。

源氏物語は平安時代に紫式部により執筆された世界最古の長編物語で、平安時代の華やかな宮廷の有様や貴族の暮らしぶりが仮名文字で瑞々しく描かれた恋愛小説の傑作である。

この写本は、「源氏物語」57帖すべてが揃っているばかりか、補作の「雲隠六帖」「湖月抄」も写された珍しいものであり、佐渡には平安時代の作品の写本がほとんど現存していないことからも貴重である。