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佐渡市指定 有形文化財:藍原白鴎寄進状並びに吉井本郷村天正検地帳

記事ID:0005060 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

佐渡市指定 有形文化財

藍原白鴎寄進状並に吉井本郷村天正検地帳(あいばらはくおうきしんじょうならびによしいほんごうむらてんしょうけんちちょう)

藍原白鴎寄進状並に吉井本郷村天正検地帳の画像
吉井本郷村天正検地帳

指定種別(員数) 古文書(2)
指定年月日 平成16年3月1日
所在地 佐渡市吉井本郷
所有者または管理者 剛安寺

この寄進状を所有する剛安寺は久安年間(1145〜1151)の創建と伝わる寺院で、当初は天台宗であったが、文明5年(1473)に藍原蔵人秀棟の菩提寺となる際に曹洞宗に改宗し、寺地を現在の付近に移したとされる。

この寄進状は横43.5cm、縦29.0cmで、文面は天正15年(1587)に藍原白鷗が細屋と昭(正)明寺の年貢沙汰及び寺領米収取の権限を剛安寺に寄進すると記してある。この寄進状発行後、剛安寺は細屋と正明寺の検注(土地調査)を実施している。

「天正検地帳」は横33.5cm、縦28.5cmの大きさで、天正20年に剛安寺が行った指出検地形式の寺領検地である。

当時の佐渡は越後の上杉氏が支配していたことから、この検地帳は上杉氏が佐渡で行った最初の寺領検地であり、貴重である。