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佐渡市指定 有形文化財:貝塚村新田開発資料

記事ID:0005062 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

佐渡市指定 有形文化財

貝塚村新田開発資料(かいづかむらしんでんかいはつしりょう)

貝塚村新田開発資料の画像

指定種別(員数) 古文書(33)
指定年月日 平成16年3月1日
所在地 佐渡市貝塚
所有者または管理者 個人蔵

この古文書は、貞享4年(1687)の貝塚村新田絵図を始め、貝塚村(金井地区貝塚)の新田開発の経緯を伝える古文書類及び絵図類を包括している。

寛文元年(1661)、佐渡奉行御手洗四郎兵衛は佐渡奉行所の地役人が小禄で生計困難なことから、幕府へ願い出て、地役人が空閑荒地を新開して田地を所有することを許した。これにより、佐渡奉行所に勤務する地役人の内藤兵右衛門・萩野平太夫の両人は、貝塚村に田屋と呼ばれる広壮な下屋敷を持ち、手代を置いて空閑蕪地を新開して田地の経営・管理を行った。

貝塚村の新田開発を行った内藤・萩野両人と貝塚村との境界論争を示す「新田大絵図」や江戸前期から後期に至る一連の用水状況を示す資料など、当時の農村における役人の新田開発とその経営状況を示す史料として貴重である。