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新潟県指定 有形民俗文化財:佐渡草苅神社能舞台

記事ID:0005132 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

新潟県指定 有形民俗文化財

佐渡草苅神社能舞台(さどくさかりじんじゃのうぶたい)

佐渡草苅神社能舞台の画像

指定種別(員数) 有形民俗文化財(1棟)
指定年月日 平成9年3月28日
所在地 佐渡市羽茂本郷
所有者または管理者 草苅神社

水田を背景にして開けた境内に建つ能舞台で、石段上の社殿に向かって左側に、正面を社殿に向けて配置されている。

現在の舞台は明治以前の建築と推定され、本舞台は間口5.4メートル、奥行4.3メートル、正面入母屋造、背面寄棟造、茅葺である。床板は本舞台・後座とも縦張りで、本舞台奥行が後座に食い込んだところで張り分けられ、舞台床下には羽目板が設けられている。天井は後座まで一体の小屋組で、本舞台との空間的な分節はなく、棹縁天井で鐘穴がある。また、正面水引(虹梁)に若葉が彫られ、木鼻のついた装飾的な大斗肘木があり、鏡板には松の絵が描かれている。近年、橋掛りの復元と本舞台以外の施設が増設され、後座側に寄っていた地謡座は、本舞台から後座まで下屋を出して勾欄をつけ、橋掛りは複式形式で板壁で仕切られた裏通路があり、増設の鏡の間と舞台楽屋をつないでいる。

過去の演能記録としては、文久3年(1863)の「文久三年社人届定能場」に記載が見られ、現在も毎年6月18日の祭礼に定例能(薪能)が奉納されている。