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佐渡市指定 民俗文化財:観音堂奉納絵馬

記事ID:0005137 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

佐渡市指定 民俗文化財

観音堂奉納絵馬(かんのんどうほうのうえま)

観音堂奉納絵馬の画像

指定種別(員数) 有形民俗文化財(6点)
指定年月日 平成16年3月1日
所在地 佐渡市相川坂下町
所有者または管理者 大乗寺、相川郷土博物館管理

相川地区の相川市街地にある社寺の拝殿や小祠には、長い年月の間に奉納された絵馬が数多く残されている。それらは単に馬を描いたものに限らず、祈願の内容や奉納する人たちの階層により絵の内容や画材が多種多様である。中には武家や商人が美術品として奉納したとみられる扁額形式の大きなものもあり、時代とともに色彩や画材は多様化し、美しいものとなっている。こうした絵馬はその時代の民間信仰だけではなく、社会風俗もうかがうことができる。

相川下山之神町の大乗寺観音堂に奉納された絵馬は10数点あり、あたかも美術画廊のようであり、中でも16世紀中頃〜17世紀後半に描かれた「乗馬」「竜退治」「はだか馬」「牛若丸」「繋ぎ馬」「乗馬」の6点の絵馬はいずれも時代的に古く、源平合戦の武者絵などは色彩・画材ともにユニークであり、歴史的・美術的に価値のあるものである。