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佐渡市指定 民俗文化財:金北山神社例祭神事

記事ID:0005174 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

佐渡市指定 民俗文化財

金北山神社例祭神事(きんぽくさんじんじゃれいさいしんじ)

金北山神社例祭神事の画像

指定種別 無形民俗文化財
指定年月日 平成16年3月1日
所在地 佐渡市沢根五十里
所有者または管理者 金北山神社

佐和田地区沢根五十里の金北山神社の祭礼は「五十里祭り」とも称され旧沢根五十里地区の大祭である。以前は毎年9月20日に行われていたが、終戦後に4月15日に変更され、平成31年からは4月15日前後の土曜日に変更された。

この祭礼の神輿は台座が四方約1月9日メートルの16人担ぎで、重さが約800kgあり、正面に「金銀山」、裏面に「大盛」の金文字が入る。また、鬼太鼓は善知鳥(うとう)神社より伝わった相川流で、鬼の他に豆蒔きの翁も加わるその舞は、島内で最も古い形式を残しているとされる。

祭礼当日は、奉仕者が社殿に集合し宮司のお祓いを受けた後、獅子舞を奉納して鬼太鼓が始まる。約1時間の豆蒔きの舞が終わると、先頭の赤鬼が神社の鳥居に張ってあるしめを長刀で切り、神輿渡御(とぎょ)の行列が神社を出て行く。神輿渡御は猿田彦を先頭に下り、囃子・神輿がそれに続いていく。

なお、祭礼が行われる金北山神社は神亀元年(724)の創建と伝わる古社で、寛永年間(1624〜1643)に鶴子銀山で大盛りを得た山師の秋田権左(右)衛門により最初の祭礼が行われたと伝わる。