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国指定 記念物:佐渡国分寺跡

記事ID:0005177 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

国指定 記念物

佐渡国分寺跡(さどこくぶんじあと)

佐渡国分寺跡の画像

指定種別 史跡
指定年月日 昭和4年12月17日
所在地 佐渡市国分寺
所有者または管理者 国分寺、佐渡市

佐渡国分寺の西隣、国中平野を見下ろす高台に広がる旧国分寺の伽藍跡で、現存する建物はないものの、礎石(柱を立てる土台石)が残されており、近年の整備事業により往時の伽藍の様子もよく分かるようになっている。

全国の国分寺の多くは奈良時代を起源とするもので、天平13(741)年に聖武天皇(在位:神亀元年〜天平勝宝元年(724〜749))が諸国国分寺建立勅願を発令したことにより建立された。佐渡の国分寺もこの勅願により、天平15年〜宝亀6年(743〜775)までの間に建立されたと考えられている。

寺伝によると、旧国分寺境内の七重塔は正安年間(1299〜1301)の雷火により焼失し、伽藍も戦国の争乱で焼失したと伝わるが、本尊の「薬師如来坐像」(国重要文化財)は幸いにも戦火を逃れ、移転・再建された現在の佐渡国分寺に安置されている。