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指定種別 | 史跡 |
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指定年月日 | 昭和51年6月21日 |
所在地 | 佐渡市竹田 |
所有者または管理者 | 佐渡市 |
遺跡はほぼ四角形の形状をなしており、国中平野に突き出た台地の先端部に広がっている。二重の濠で囲まれた内側には2棟の掘立柱建物が残されており、付近からは9世紀前後のものと思われる須恵器の杯などの遺物が多量に出土している。
この遺跡は詳細不明であるものの、遺跡の所在地が17世紀末の「元禄検地帳」に「下国府」(国府は律令時代の諸国の政庁やその所在地)の名で記載が見られることや、下国府の南に「佐渡国分寺跡」(国指定記念物)もあることなどから、この遺跡には佐渡国府に関係する建物があったと考えられている。