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佐渡市指定 記念物:住吉古墳2号

記事ID:0005213 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

佐渡市指定 記念物

住吉古墳2号(すみよしこふんにごう)

住吉古墳2号の画像

指定種別(員数) 史跡(1)
指定年月日 平成20年5月1日
所在地 佐渡市住吉
所有者または管理者 佐渡市

両津地区住吉の住吉神社脇、海抜約5メートルの海岸砂丘地から発見された古墳である。この古墳は6世紀後半に築造された横穴式石室の円墳で、先に確認された1号墳は石室の最下部を残し、大半がすでに損なわれているが、この2号墳は玄室と羨道一部の最下部側壁が残されており、玄室中央部には長方形の石囲も確認できる。

出土遺物としては、1号墳から須恵器甕数片、金環3点、直刀1振・鉄3点、馬具鉄轡数点、2号墳からは須恵器蓋2点、直刀1振(石囲内)、金環3点、成人男子頭蓋骨片と胸部骨片がそれぞれ検出されており、これらは収集後、佐渡博物館に保管・展示されている。

現在、両津湾沿岸部にある古墳としては、住吉古墳の2基と河崎の水尾神社境内にある河崎古墳1基の合計3基が確認されているが、住吉1号墳の大半がすでに損なわれていることから、良好に保存された2号墳は特に貴重である。