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指定種別 | 天然記念物 |
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指定年月日 | 昭和50年3月29日 |
所在地 | 佐渡市長谷 |
所有者または管理者 | 長谷寺 |
畑野地区長谷の長谷寺境内の本堂(国登録有形文化財)の正面に向かって庭園左側に生育している。このコウヤマキは、樹高約40メートル、根周り5.1メートル、目通り幹囲4.6メートル、枝張りは東西18メートルにも及ぶ巨木で、樹齢400年以上と推定されている。
コウヤマキは日本特産のスギ科の高木であり、新潟県はその北限に近いとされる。庭木として親しまれたほか、材質が耐水・耐湿性に優れていることから、船や風呂、桶、木棺などの用材として広く利用された。
このコウヤマキは同寺境内の「長谷の三本スギ」(県記念物)とともに、古くからある長谷のシンボルとして、天然スギのレリック(遺存種)として貴重である。