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佐渡市指定 記念物:御梅堂の霊木、藤・梅

記事ID:0005248 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

佐渡市指定 記念物

御梅堂の霊木、藤・梅(おうめどうのれいぼく、ふじ・うめ)

御梅堂の霊木、藤・梅の画像

指定種別(員数) 天然記念物(2本)
指定年月日 平成16年3月1日
所在地 佐渡市小倉
所有者または管理者 御梅堂

畑野地区小倉の御梅堂境内の霊木で、「藤梅」と呼ばれるフジとウメの古木である。フジは樹高約18メートル、胸高幹囲約2.42メートル、地上約4メートルの所から3本の支幹に分かれ、ケヤキに巻き付く。ウメは樹高約8メートル、根元幹囲約2.62メートル、根元からすぐ上の所で四方に支幹を出している。

言い伝えによると、文永8年(1271)に佐渡に流された日蓮聖人が小倉越えの道中で休んでいると、翁が渡海の無事を祝う酒肴にフジの実を供し、その実を蒔いたところ、いつしか現在のフジの木に育ったと伝えられている。

また、相模(神奈川県)で拘留された日蓮が死罪を言い渡される際、庭のウメの木に星が降り、流罪へと変わったので、日蓮はそのウメの枝を杖として持ち歩くようになり、この地に差し置いたところ、現在のウメの木に育ったと伝えられている。