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佐渡市指定 記念物:石抱の梅

記事ID:0005261 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

佐渡市指定 記念物

石抱の梅(いしだきのうめ)

石抱梅の画像

指定種別(員数) 天然記念物(1本)
指定年月日 平成16年3月1日
所在地 佐渡市真野
所有者または管理者 佐渡市

真野地区真野の真野御陵へと向かう海抜52メートルの段丘上に立つ梅の木である。このウメは樹高7.7メートル、幹囲3.5メートル、樹齢750年以上と伝えられている古木で、「石抱」の呼称は木の根元に大石を抱える様子から名付けられた。

また、このウメは承久3年(1221)に佐渡へ配流された順徳上皇の御手植えと伝承されており、この地は上皇遷幸時の駕與丁(かよちょう=駕籠担ぎ)である式部氏の屋敷が建っていたと伝わる。

このウメは枝の一部が枯れ、幹にも大きな傷跡を残すが、樹勢は今なお旺盛で、毎年3月中頃には薄紅色の美しい花を咲かせ、花見客に春の訪れを告げている。