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佐渡市指定 有形文化財:二宮神社能舞台

記事ID:0004946 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

佐渡市指定 有形文化財

二宮神社能舞台(にくうじんじゃのうぶたい)

二宮神社能舞台の画像

指定種別(員数) 建造物(1棟)
指定年月日 平成16年3月1日
所在地 佐渡市二宮
所有者または管理者 二宮神社

佐和田地区二宮の二宮神社境内、社殿南東に建っている。文久3年(1863)の本間家文書「佐渡定能場届」に同神社の記録が残ることから、幕末から明治初年頃にはすでに舞台は存在していたものと思われる。

この舞台は西側の桁行3間(約5.5メートル)、梁間2.5間(約4.5メートル)の本舞台と東側の1間(約1.8メートル)の後座からなり、屋根は寄棟造、茅葺、床の高さは84cmである。天井は後座まで棹縁天井で、本舞台と後座を分節せず、鐘穴はなく、鏡板に松の絵も描かれていない。また、舞台と鏡の間や楽屋(社務所)をつなぐ橋掛りは長さ4間(約7.3メートル)、幅1間(約1.8メートル)、屋根は瓦葺となっている。

当時の建築様式と舞台構造を伝えるものであり、佐渡の能学史を研究する上で貴重である。なお、舞台では昭和30年代と同50年代に演能が行われ、平成15年(2003)からは薪能が行われている。