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佐渡市指定 有形文化財:佐渡国分寺瑠璃堂

記事ID:0004948 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

佐渡市指定 有形文化財

佐渡国分寺瑠璃堂(さどこくぶんじるりどう)

佐渡国分寺瑠璃堂の画像

指定種別(員数) 建造物(1棟)
指定年月日 平成16年3月1日
所在地 佐渡市国分寺
所有者または管理者 国分寺

真野地区国分寺の国分寺境内に建立されている。棟札により、寛文6年(1666)の建立で、頭梁は若林庄吉正近であったことが判明している。

この仏堂は桁行5間(約9メートル)、梁間4間(約7.3メートル)の方形一層堂で、屋根は寄棟造・茅葺である。堂内にはかつて本尊の木造薬師如来坐像(国重要文化財)が安置されていたが、この仏像は元々、佐渡国分寺跡(国記念物)に建立されていた旧本堂に安置されていたもので、享禄年間(1528〜1531)の争乱で一山焼失した際に搬出され、戦火を逃れたと伝わる。その後、この瑠璃堂が建立されると堂内に移転・安置され、やがて収蔵庫に保管されて現在に至る。

この仏堂は佐渡国分寺跡や木造薬師如来坐像とともに、佐渡国分寺の盛衰と再興を物語る歴史的な建造物として貴重である。なお、記録によると、この仏堂は寛政5年(1793)と文化9年(1812)に修復が行われており、享和と文化の大地震で大きな破損が出たという。