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指定種別(員数) | 建造物(1棟) |
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指定年月日 | 平成26年3月27日 |
所在地 | 佐渡市新穂大野 |
所有者または管理者 | 清水寺 |
参道の石段を登った先、前庭の入口にある一間一戸の薬医門である。切妻造平入の桟瓦葺で、本柱は円柱、控柱は方柱とし、両側に袖塀を設け、両袖塀に出入口を付けている。主要部材には雲形・波形をあしらった彫刻が施され、蟇股・木鼻の造形は複雑で豪快な意匠により表現されている。当初材や建物の骨格から、18世紀後半頃の建築と推定されるが、二軒垂木の形状は中世的でもあり、越後方面でも珍しい手法を用いた近世建築の遺例として貴重である。