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国登録 有形文化財:旧相川税務署

記事ID:0004966 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

国登録 有形文化財

旧相川税務署(きゅうあいかわぜいむしょ)

登録種別(員数) 建造物(3棟1基)
登録年月日 平成21年8月7日
所在地 佐渡市相川長坂町
所有者または管理者 佐渡市

相川税務署は、明治22年(1889)に新潟県収税部相川出張所としてはじめ下京町に置かれたが、翌23年相川直税分署となり、明治24年現在地に移転し、同29年相川税務署に改称した。現存する建物は昭和6年(1931)に建築されたもので、昭和45年まで税務署として使用された

本館は垂直性を強調した左右対称の立面で、正面中央の腰折屋根が印象的。モルタル塗の書庫のほか、門や袖塀、石積などの外構物もよく残り、本館と一体的に昭和初期の税務署建築の面影をとどめている。

国登録 有形文化財

旧相川税務署本館(きゅうあいかわぜいむしょほんかん)

旧相川税務署本館の画像

登録種別(員数) 建造物(1棟)
登録年月日 平成21年8月7日
所在地 佐渡市相川長坂町
所有者または管理者 佐渡市

昭和6年(1931)に建築され、同45年まで税務署として使用された。奉行所跡へ通じる長坂の麓に位置する。木造2階建、建築面積277平方メートル、寄棟造桟瓦葺の洋館を中心に切妻造2棟を背面に突出させる。外壁は下見板張、正面は中央に腰折屋根を付け、軒に切妻屋根を飾る突出部を両端に設け、縦長窓を開いている。垂直性の強い左右対称の洋風建築で、相川市街地のランドマークとなっている。

国登録 有形文化財

旧相川税務署書庫(きゅうあいかわぜいむしょしょこ)

旧相川税務署書庫の画像

登録種別(員数) 建造物(1棟)
登録年月日 平成21年8月7日
所在地 佐渡市相川長坂町
所有者または管理者 佐渡市

本館背面に廊下を介して接続する。本館と同時期の昭和6年(1931)頃の建築で、桁行6.4メートル、梁間4.6メートルの木造2階建、切妻造桟瓦葺。外壁はモルタル塗で、出入口や窓に鉄扉を装置する。内部は板敷で、壁板張、小屋はキングポストトラス組とする。本館と一体となり、昭和初期の税務署建築の面影を残す。

国登録 有形文化財

旧相川税務署門及び袖塀(きゅうあいかわぜいむしょもんおよびそでべい)

旧相川税務署門及び袖塀の画像

登録種別(員数) 建造物(1基)
登録年月日 平成21年8月7日
所在地 佐渡市相川長坂町
所有者または管理者 佐渡市

本館正面に、高さ2.0メートル、0.49メートル角、門口の一角を唐戸面取とする門柱を間口3.3メートルに建てる。袖塀は高さ0.7メートル、0.3メートル角の角柱を建て、幕板をはめる。総延長4.0メートル。いずれも鉄筋コンクリート造で、モルタル洗出し仕上の質実なつくりとなっている。本館と同時期の昭和初期の建設である。

国登録 有形文化財

旧相川税務署石積(きゅうあいかわぜいむしょいしづみ)

旧相川税務署石積の画像

登録種別(員数) 建造物(1棟)
登録年月日 平成21年8月7日
所在地 佐渡市相川長坂町
所有者または管理者 佐渡市

門から長坂沿いに9.8メートル延び、南西隅で折れて東へ7.6メートル延びる昭和初期の建設で、長坂沿いに下相川産の球顆流紋岩を、坂の高低にあわせて0.2メートル〜2.6メートルの高さに切込矧ぎで積み上げる。隣地境の南面は、野石積とし、地元産の流紋岩や玄武岩のほか、鉱山の捨石も使われている。