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佐渡市指定 有形文化財:熊野観心十界曼荼羅・熊野参詣曼荼羅

記事ID:0004976 更新日:2021年3月2日更新 印刷ページ表示

佐渡市指定 有形文化財

熊野神社観心十界曼荼羅・熊野参詣曼荼羅(くまのじんじゃかんじんじゅっかいまんだら・くまのさんけいまんだら)

熊野神社観心十界曼荼羅・熊野参詣曼荼羅の画像1
熊野観心十界曼荼羅

熊野神社観心十界曼荼羅・熊野参詣曼荼羅の画像2
熊野参詣曼荼羅

指定種別(員数) 絵画(2幅)
指定年月日 平成16年3月1日
所在地 佐渡市八幡
所有者または管理者 個人蔵、佐渡博物館管理

かつて相川に住んでいた本山派修験の熊野山伏伊勢常学院が所持していた2点の曼荼羅絵である。制作年代はいずれも安土桃山時代と推定されている。

この内、「熊野神社観心十界曼荼羅」は人間が誕生し死に至るまでの、人生様々の姿態が描かれた絵である。この絵は、織田信長の二女松君姫として伝わる清音比丘尼が天正17年(1589)に佐渡へ持ち渡ったと伝わっており、仏法の道を説く際にこの絵を用いてやさしく説明したため、「比丘尼の図」ともいわれている。

また、「熊野参詣曼荼羅」は霊場として名高い和歌山県の熊野那智大社と参詣する人々の様子が描かれた絵である。この絵は天正17年(1589)に熊野山伏光明院快長権律師が全国法加順国の際に佐渡へ持ち渡ったと伝わっている。