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指定種別(員数) | 彫刻(6躰) |
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指定年月日 | 平成16年3月1日 |
所在地 | 佐渡市羽茂本郷 |
所有者または管理者 | 個人蔵 |
これらの像の像高は閻魔大王が55cm、その他の十王3像が48cm、懸衣翁が48cm、三途河婆が29cmとなっており、いずれも頭部がはめ込み式で、玉眼もはめ込み作り、体は前後矢引き寄造で、内側をくり抜き、彩色が施されたものである。
また、閻魔大王像の胎内前面及び同後面にある墨書の内容から、作像仏に際し弘仁寺が関与していたこと、室町初期の明徳5年(1394)に作り始められたこと、応永3年(1396)が落成の年であったことが判明しているほか、享保元年(1716)に補修されたことが確認されている。
この堂宇には指定の6体の像のほかに、享保の補修時に補充用として制作されたと思われる6体の像も現存し、安置されている。