ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 分類でさがす > くらしの情報 > 生涯学習・文化・スポーツ > 文化財 > 佐渡の文化財 > 文化財一覧 > 区分別リスト > 佐渡市指定 有形文化財:金銅十一面観世音菩薩坐像

本文

佐渡市指定 有形文化財:金銅十一面観世音菩薩坐像

記事ID:0005013 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

佐渡市指定 有形文化財

金銅十一面観世音菩薩坐像(こんどうじゅういちめんかんぜおんぼさつざぞう)

金銅十一面観世音菩薩坐像の画像

指定種別(員数) 彫刻(1躰)
指定年月日 平成16年3月1日
所在地 佐渡市羽茂本郷2080
所有者または管理者 菅原神社

仏像は像高32cmの大きさで、光背などは後補のものと思われるが、全体の表現は力強く、耳・目・鼻の造形が整然として美しい。制作年代は鎌倉時代と推定されている。

佐渡には歴史ある十一面観世音菩薩坐像が2体現存しており、木造仏としては、畑野地区の長谷寺が所有する木造十一面観世音菩薩坐像(国重要文化財)が平安時代の作で最古とされるが、金銅仏としては、菅原神社の仏像が現存する最古のものと考えられている。

この仏像は元々菅原神社の別当寺である養観寺の本尊として安置されていたと伝わるが、明治元年(1868)に養観寺が廃寺となった際に菅原神社に移されたと考えられている。

なお、この仏像は現在菅原神社の秘仏とされており、50年に一度だけ御開帳が行われている。