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佐渡市指定 有形文化財:木造聖徳太子立像

記事ID:0005025 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

佐渡市指定 有形文化財

木造聖徳太子立像(もくぞうしょうとくたいしりゅうぞう)

木造聖徳太子立像の画像

指定種別(員数) 彫刻(1躰)
指定年月日 平成16年3月1日
所在地 佐渡市新穂潟上
所有者または管理者 牛尾神社

この仏像は、像高82.2cm、彩色が施されており、胎内銘により、造立年は文和2年(1353)、作者は観讃鑚房であることが確認されている。

『潟上郷土志』によると、この仏像は元々潟上にあった後藤立庵家の太子堂内に祀られていたもので、太子堂取壊しの際に現在の牛尾神社へ奉還されたという。

佐渡では谷地、莚場とこの潟上が佐渡三太子と呼ばれ、古くから聖徳太子信仰が盛んな地域として知られているが、古い造立銘の太子像は現存例が少ないことから、この仏像は中世の佐渡と聖徳太子信仰を研究する上で貴重である。