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佐渡市指定 有形文化財:木食清眼作 大日如来坐像

記事ID:0005026 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

佐渡市指定 有形文化財

木食清眼作 大日如来坐像(もくじきせいがんさく だいにちにょらいざぞう)

木食清眼作 大日如来坐像の画像

指定種別(員数) 彫刻(1躰)
指定年月日 平成20年5月1日
所在地 佐渡市新穂潟上
所有者または管理者 大日霊神社

この仏像の作者は木食弾誓一派の木食清眼、制作年代は寛文6年(1666)であることが判明している。

この像は高さ308cm、肩幅147cmの木彫り寄木造で、頭上に宝冠を戴き、両手を揃えて法界定印を結んでいる。像容は鼻が特異な形と大きさで、口元は抑揚のない短い線で刻み込まれ、両手の指は写実的である。

宝暦の「佐渡国寺社境内案内帳」によると、「この大日別当常照庵の大日如来は善光寺村善光寺(真言宗)の檀那である中将家によって安置されたもので、古くからの仏像が傷んだため、木食上人によって再興されたがまたまた損じ、万治3年(1660)、相川弾誓寺の四世清眼の自刻によって再興された。そのため、中将賢誉は、寛文2年(1662)より国中を勧化し、同6年(1666)仏像は完成、堂を建立して大日を安置した」とある。万治3年(1660)年は木食弾誓の五十回忌の年である。