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本文
羽茂本郷の菅原神社が所有するこの扇形懸仏は、横約28cm、縦約20cm、5本骨扇形鍍金を施し、扇面中央に仏像を浮き出し、両側に花瓶、下方に波文を配し、獅噛みの釣手を付けたものである。制作年代は室町時代と推定されている。
この懸仏は、同様の型が福島県の都々古別神社や滋賀県の善水寺などにあるが、全国でも発見例が少なく、懸仏を研究する上で貴重である。