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佐渡市指定 有形文化財:魚鼓

記事ID:0005038 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

佐渡市指定 有形文化財

魚鼓(ほう)

魚鼓の画像

指定種別(員数) 工芸品(1)
指定年月日 平成16年3月1日
所在地 佐渡市徳和
所有者または管理者 東光寺

東光寺所有のこの魚鼓は、長さ160cm、幅44cm、胴周り112cmで、外見からは素朴でユーモラスな印象を受ける。

魚鼓は木魚の原形とも言われる禅宗の僧具である。主に行事や法要、儀式の始まりを山内(お寺)の人々に報せるために打ち鳴らされるものであるが、この音を聞いた修行僧たちは自分に宿る「貪り」「怒り」「愚かさ」の三毒を浄化する意志を固め、日々の修行に励み、御仏の御前で始まる行事や儀式に参集するのだという。

この魚鼓は作者・制作年代とも不明であるものの、数百年前から伝わる古いものであり、現在も東光寺の本堂に備えられている。