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佐渡市指定 有形文化財:日興上人自筆曼荼羅

記事ID:0005047 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

佐渡市指定 有形文化財

日興上人自筆曼荼羅(にっこうしょうにんじひつまんだら)

日興上人自筆曼荼羅の画像

指定種別(員数) 書跡(2幅)
指定年月日 平成16年3月1日
所在地 佐渡市泉
所有者または管理者 本光寺

曼荼羅は「南無妙法蓮華経」を記したもので、延慶3年(1310)のものは縦97.5cm、幅51cm、正和元年(1312)のものは縦95.5cm、幅50.5cm、両書とも筆者は日興上人である。

日興上人は日蓮宗の開祖日蓮聖人の高弟で、文永8年(1271)に流罪になった日蓮とともに佐渡に渡り、3年間逗留した後、同11年に日蓮とともに佐渡を離れた。

この曼荼羅はその40年後に書かれたもので、日蓮らが帰った後も佐渡に有力な法華教団が存続し、日蓮一派と深いつながりがあったことを示しており、史料として貴重である。