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佐渡市指定 有形文化財:牛尾神社龍神及び奉納受領文書

記事ID:0005109 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

佐渡市指定 有形文化財

牛尾神社龍神及び奉納受領文書(うしおじんじゃりゅうじんおよびほうのうじゅりょうもんじょ)

セグロウミヘビのミイラ(11cm×9.5cm)の画像
セグロウミヘビのミイラ(11cm×9.5cm)

指定種別(員数) 歴史資料(1)
指定年月日 平成16年3月1日
所在地 佐渡市新穂潟上
所有者または管理者 牛尾神社

新穂地区新穂潟上の牛尾神社の宝物の「龍神」は、とぐろ状に整形したセグロウミヘビのミイラである。この龍神は、もとは出雲大社の神前に奉納されていたものといわれ、龍神と共に牛尾神社に残る「奉納受領書」によれば、文政7年(1842)に正明寺村の谷五郎作が、佐渡金銀山御入用の鉄を購入するために出雲へ赴いた際に出雲大社より拝受し、牛頭天王八王子宮(現牛尾神社)に寄進したものである。

出雲大社では、10月の神在祭で神前にウミヘビを奉納する習わしがあり、ウミヘビは「竜蛇さま」として崇拝され、信徒が競って貰い受けるという。「龍神」と「奉納受領書」は、ウミヘビのミイラの年代や奉納の背景が明らかであり、生物学・民俗学的に貴重な資料である。