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国指定 重要有形民俗文化財:南佐渡の漁撈用具

記事ID:0005121 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

国指定 重要有形民俗文化財

南佐渡の漁撈用具(みなみさどのぎょろうようぐ)

南佐渡の漁撈用具の画像

指定種別(員数) 有形民俗文化財(1,293点)
指定年月日 昭和49年11月19日
所在地 佐渡市宿根木
所有者または管理者 佐渡市、小木民俗博物館管理

寒海苔を始めとする磯での採集漁業、たらい舟や小舟での磯ねぎ漁、海岸段丘の畑地で採れた麻で作った網による網漁、近海における一本釣漁、親方制度のもとに専業化した沖合の延縄漁など、南佐渡の多岐にわたる伝統漁法の各漁撈用具と資料を包括したものとなっている。

この用具が使用された佐渡小木海岸(一部国記念物)は、リアス式で岩礁の多い複雑な海岸線である。それゆえに沿岸の漁獲物は数が多く、古くより生活の糧として、またある時は税として納め、またある時は漁業の専業化による現金収入の道として受け継がれてきたもので、その漁業技術も推移しながら発達してきた。

漁法の伝播と漁場の違いによる漁具の工夫の跡を残し、素材別による漁具製作や使用法を後世に伝える資料である。

指定された資料の内訳

磯ねぎ用具(176点)、釣漁用具(682点)、網漁用具(114点)、製造加工用具(164点)、その他(157点)
総計1,293点