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佐渡市指定 民俗文化財:大提灯武者絵

記事ID:0005147 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

佐渡市指定 民俗文化財

大提灯武者絵(おおちょうちんむしゃえ)

村上義光芋瀬錦旗奪返スの画像
村上義光芋瀬錦旗奪返ス

指定種別(員数) 有形民俗文化財(1組)
指定年月日 平成16年3月1日
所在地 佐渡市相川坂下町
所有者または管理者 石扣町町内会、佐渡市教育委員会、相川郷土博物館管理

この絵は、相川地区の相川市街地の祭礼で使用された提灯用の絵柄で、「源平合戦」「村上義光芋瀬錦旗奪返」「粟津ヶ原合戦」「阿新丸(くまわかまる)」「日蓮聖人」などが彩色豊かに描かれている。これらを描いた絵師は江戸後期の作品が中川鮎川、明治初期の作品が村田至周・古土北海・岩佐半仙などである。

相川にはかつて氏子祭(小祭)という祭礼があり、氏神様の例祭日の宵宮(よいみや=前夜祭)と当日に大提灯が献灯されていた。大提灯は縦約1.5メートル、横約4メートル、奥行50cmの箱型のもので、各町内2〜3ヵ所、大きな町内になると4〜5ヵ所、道路両側の家の軒から軒へ梯子を渡したその上に掲げられた。提灯のローソクに火が灯されると、空には色とりどりの武者や民話の絵が浮かび上がり、見物客らも訪れて町内は大いに賑わったという。