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新潟県指定 無形民俗文化財:白山神社の田遊神事

記事ID:0005158 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

新潟県指定 無形民俗文化財

白山神社の田遊神事(はくさんじんじゃのたあそびしんじ)

白山神社の田遊神事の画像

指定種別 民俗芸能
指定年月日 昭和36年3月20日
所在地 佐渡市大久保
所有者または管理者 白山神社

畑野地区大久保の白山神社で毎年2月3日(現在は1月3日)に行われる豊作祈願の予祝行事である。

この神事に奉仕する人は毎年決まっており、大屋と隠居のほか、その年の厄年に当たる田人(たうど=田仕事に従事する人)6人である。神事は3日の夕刻、別当寺の真禅寺で潔斎(けっさい=沐浴などして身を清める行為)をして餅鍬をかつぎ、拝殿の左側にある「餅焼石」で鍬をあぶって焼きを入れ、それから拝殿で苗代作りの「農草放し」から田植えまでの農事が模擬的に演じられる。

この苗代作りの「農草放し」は施肥のことであり、苗代に撒くと苗の成長に良いとされるユズリハが撒かれる。また、「田植え」は苗の代わりにユズリハを用い、これを後退しながら植えるめぐり植えである。田植えが終わると、最後に奉仕人一同で謡曲200番ほかを唄いあげ、神事を締めくくる。