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新潟県指定 無形民俗文化財:五所神社の御田植神事

記事ID:0005160 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

新潟県指定 無形民俗文化財

五所神社の御田植神事(ごしょじんじゃのおたうえしんじ)

五所神社の御田植神事の画像

指定種別 民俗芸能
指定年月日 昭和45年4月17日
所在地 佐渡市下川茂
所有者または管理者 五所神社

赤泊地区下川茂の五所神社の神前に1年の豊作を祈願し、田植えの所作を奉納する神事である。神事は以前、毎年1月6日に行われていたが、現在は毎年2月6日午後3時より行われている。

苗取式・朝飯式・田打式・昼飯式・大足式・田植式・夕飯式の7つの儀式に分かれて執行されるもので、この内、大足式は古宮家の世襲で、宮方筆頭と称して宮方株の長を受け継ぐ。さらに田打式・田植式・奉仕の6人の席次も定められており、古東家を筆頭に青田家、中山家、松之畑家、半田家、源助家の順、源助家が太鼓の合図役となっている。

この神事がいつの頃より始まったかは不明であるが、現存する最古の棟札に「延宝二甲寅年(1674)宮方七人」と銘記されていることから、この頃より執行されていたものと思われる。また、神事は氏子の内宮方株を持つ家の長男のみが世襲で伝え、他の家人には絶対に教えず、また神事式当日は午後より境内への女人の立入りが禁止(※)されるなど、古いしきたりが忠実に伝承された古式神事である。

※2018年から女人の立ち入り禁止は撤廃され、より開かれた神事として継承されています。