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新潟県指定 無形民俗文化財:佐渡の大神楽舞楽

記事ID:0005161 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

新潟県指定 無形民俗文化財

佐渡の大神楽舞楽(さどのだいかぐらぶがく)

宿根木のちとちんとんの画像
宿根木のちとちんとん

小木町の大々神楽の画像
小木町の大々神楽

羽茂本郷の寺田太神楽つぶろさしの画像
羽茂村山の鬼舞つぶろさし

羽茂村山の鬼舞つぶろさしの画像
羽茂本郷の寺田太神楽つぶろさし

指定種別 民俗芸能
指定年月日 昭和52年3月31日
所在地 佐渡市宿根木、小木町、羽茂本郷、羽茂村山
所有者または管理者 ちとちんとん保存会、上野青年会、寺田太神楽保存会、鬼舞つぶさろし保存会

小木地区と羽茂地区に伝わる舞楽である。伎楽に類するもので、古代の伎楽に性的要素が誇示されて繰り込まれたものである。

「宿根木のちとちんとん」は小木地区宿根木の鎮守の祭り(かつては10月15日・16日、現在は10月第2土日)に行われるもので、西廻り航路の北前船に乗る村の若者が、初航海の習俗として船玉明神に奉納した安全祈願の踊りが起源とされる。

「小木町の大々神楽」は小木地区上野に伝承されたもので、木崎神社の例祭(かつては8月29日、現在は8月第4土日)に奉納される。獅子は一人舞、その後尾は拍子方が操る。

「羽茂本郷の寺田太神楽つぶろさし」は「寺田の太神楽」とも呼ばれるもので、羽茂本郷の菅原神社の例祭(6月15日)に奉納される。「つぶろ」とは夕顔などの中をくり抜き種子を入れたもので、京都からこれを持ち帰った羽茂本間氏の使者が、城中の神社に一粒万倍を祈願し奉納したのが起源と伝わる。

「羽茂村山の鬼舞つぶろさし」は、文禄期(1592〜1595)頃に藤七(榊原)という人物が京都の祇園祭で習得して持ち帰ったと伝わるもので、現在も羽茂本郷の草苅神社の例祭(6月15日)に奉納されている。