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佐渡市指定 民俗文化財:大幡神社祭礼行事

記事ID:0005165 更新日:2021年3月1日更新 印刷ページ表示

佐渡市指定 民俗文化財

大幡神社祭礼行事(おおはたじんじゃさいれいぎょうじ)

大幡神社祭礼行事の画像

指定種別 無形民俗文化財
指定年月日 平成16年3月1日
所在地 佐渡市大倉
所有者または管理者 大倉集落

相川地区大倉の大幡神社の祭日はかつて9月11日とされていたが、現在は4月11日に変更されている。

大幡神社の祭礼に神事として奉納されるやぶさめは古式豊かなもので、射手には12歳の2人の少年が選ばれ、神官とともに祭りの7日前から宮に籠り、海で禊(みそぎ)をする。太鼓が祭りの始まりを告げると、神事式に続いて、前庭でシキ・棒振り・箱馬・獅子・豆蒔・薙刀が行われる。それが済むと神輿の渡御(とぎょ)となり、薙刀が先頭になって露払いをして進み、神輿は浜に設けられた御旅所へと向かう。神輿が到着すると太鼓と獅子の「ゴマイ」が奉納され、その後やぶさめ神事が行われる。

やぶさめの射手を務める少年は黒紋付・白はちまき・白襷・白足袋を身にまとい、色紙で飾り付けられた笠をかぶる。最初の射手を「カミノマト」、次の射手を「ツギノマト」といい、前者は国家安泰という公の祈願、後者は各家の私的な祈願をし、3つの的に矢を射当てる。なお、このやぶさめが始まる頃には必ず北風が吹くといい、これは神様がアイの風(北風)に乗ってくるためと伝えられている。